豆腐は日本の食卓にかかせない食材ですよね。
豆腐は価格も安く低カロリーなのに、たんぱく質や大豆イソフラボンなど栄養満点なのが魅力的です!
豆腐は副菜にも主食にも、そしてそのままでも食べられるので、冷蔵庫に常備している人も多いのではないでしょうか?
そんな普段からよく口にする豆腐ですが、常温保存でも大丈夫なのか気になったことはないでしょうか。
さらには保存できる期間や、豆腐が腐るとどうなるのか知らないという人もいますよね。
豆腐は保存できる期間がそれほど長い食材ではないので、正しい保存方法で出来るだけ長持ちさせたいところです。
そこでこの記事では豆腐は常温保存でも大丈夫なのか、さらには保存できる期間や腐るとどうなるかについてご紹介していきます!
豆腐は常温保存でも大丈夫?

結論から言うと豆腐は10℃以下で保存しなければならないため、常温での保存は適していません。
パックに記載されている賞味期限は冷蔵保存した場合の表記であり、食中毒などを防ぐためにも必ず冷蔵庫などの10℃以下の環境で豆腐を保存する必要があります。
それでもスーパーなどで豆腐を買った後に、つい冷蔵庫にしまい忘れて常温のまま放置してしまった…ということもありますよね。
常温のまま豆腐を放置すると、室内の温度によっては1~2時間程度で腐敗細菌が増え始めます。
豆腐はパックに水を張り、空気との接触を少なくすることで傷まないようにしていますが、常温で放置することによりパックの中の水が傷み、腐敗細菌が増殖して豆腐が腐り始めます。
この腐敗細菌の繁殖を抑えるには、10℃以下の環境で豆腐を保存することがなによりも重要なんですね。
腐敗細菌は30~40℃で活発に増殖し豆腐が腐り始めるので、買い物から帰ったらなるべく早く冷蔵庫や冷凍庫へ入れるようにしましょう!
気温が高くなる夏場は特に腐敗細菌が増殖しやすい環境になるので、豆腐を常温で放置しないように注意してください。
常温で放置した豆腐を食べると食中毒にかかる危険性があるので、長時間放置してしまった場合は見た目に変化がなくても異臭などを感じたら捨てるようにしましょう!
冬場でも暖房が入っている部屋や湿度が高い場所に長時間置いておくと豆腐が腐る可能性があるので、冬だから大丈夫と安心することなく、すぐに冷蔵保存か冷凍保存してくださいね。
豆腐の保存方法や賞味期限は?

豆腐を正しく保存するには、10℃以下の環境で保存するようにします。
豆腐の賞味期限は約1週間程度ですが、賞味期限前にも関わらず豆腐が腐ってしまわないようにするためにも常温で放置してはいけません。
豆腐は一緒に入っている水が傷むことで腐り始めるので、鮮度を保つためにも豆腐をパックから密封容器に移し替え、きれいな水に浸してから冷蔵保存しましょう!
水は水道水で大丈夫なので、毎日交換することでで豆腐の鮮度を保つ事ができますよ♪
また、豆腐は冷凍保存することもできます!
冷凍保存した豆腐は約1カ月程度日持ちするので、豆腐を賞味期限内に使い切れそうにない場合には冷凍保存をおすすめします。
冷凍保存の方法は、豆腐をキッチンペーパーなどで水切りしてから使いやすい大きさに切り、密閉袋などに重ならないよう平らに並べ冷凍します。
冷凍保存した豆腐は解凍すると水分が抜けて高野豆腐のようになるので、冷蔵保存の豆腐とは食感がだいぶ異なります。
そのため、解凍した豆腐はそのまま食べるよりも調理して食べることをおすすめします^^
冷凍した豆腐は水分が抜けてスポンジのようになるので、お出汁や調味料が染み込みやすく煮物などに適しています♪
さらに凍らせた豆腐は解凍するとお肉にも似た食感になるので、味付けをしっかりすればお肉料理のかさ増しに使うこともでできちゃいます!
豆腐はヘルシーな上に高タンパクなので、ダイエット時のお肉の代わりとしても使えますね♪
そぼろやナゲットを作る時のお肉代わりに、解凍した豆腐を使うこともおすすめですよ^^
開封して余ってしまった半端な豆腐、食べきれない…という時に水切りして、次回使いたい分の大きさに切って冷凍すると保存がききますが、賞味期限切れの豆腐を冷凍するのは腐敗細菌が繁殖している可能性があるのでやめましょう。
豆腐を冷凍保存する際も、記載されている賞味期限を守るようにしてくださいね。
また、賞味期限切れから2~3日程度なら食べられますが、腐敗細菌が増殖している可能性があるため、賞味期限が切れてしまった豆腐は腐ってないか必ず確認し、大丈夫そうであればよく加熱してから食べるようにしましょう。
豆腐が腐るとどうなる?腐った豆腐を食べた時の対処法は?

豆腐が腐るとどうなるのかとういう事についても気になりますよね。
豆腐が腐っているかどうか判断する方法は、豆腐の見た目や色、におい、触感の変化で分かります。
ぱっと見て分かることはパックが膨張している、カビが生えているといったことから、豆腐の色が黄色くなる、パックの中の水が白く濁るなどの特徴があります。
さらに腐っている豆腐のにおいを嗅ぐと、酸っぱいにおいがします。
触ってみると、豆腐がねばねばと糸を引いたりぬるつく、簡単に形が崩れるというようなことも起こります。
このような特徴がみられるときは、豆腐はすでに腐っている状態です。
上記のような豆腐を食べると食中毒を引き起こす危険性があるので、残念ですが捨てるようにしましょう。
万が一腐った豆腐を食べてしまった時に、吐き気や腹痛、嘔吐や下痢など症状や体調に異変を感じた時は直ちに病院を受診しましょう。
豆腐は常温保存でも大丈夫?保存できる期間や腐るとどうなるかも紹介 まとめ
豆腐は常温保存でも大丈夫なのか、そして保存できる期間や腐るとどうなるかについてご紹介しました。
豆腐は栄養価が高く使い勝手が良い上に、低価格で家計にも優しい万能な食材です。
口に入るものなので、安心して食べるには正しい保存方法を理解して長持ちさせることが大切です。
豆腐を常温で放置してしまった時や、賞味期限が切れてから数日経ってしまった場合は、豆腐が腐っていないかどうか確認をして、誤って食べてしまわないように注意してくださいね。