ピリッとくるのがクセになるキムチは、そのまま食べてもお鍋や炒め物にもしてもおいしいですよね!
スーパーにも必ず数種類のキムチが置いてあり、中には本場韓国産のものが並んでいたりと選ぶ楽しさもあります。
そのまま食べてもお料理に使ってもおいしいキムチですが、気がついたら冷蔵庫の中で賞味期限が切れてしまっていた、という経験がある人は少なくないのではないでしょうか。
キムチの入った容器を開けてみると酸っぱい臭いがして、これは食べても大丈夫なの?と疑問を持った人もいますよね。
- キムチが酸っぱいのは腐っているの?
- キムチの賞味期限はどれくらい?
- キムチが腐っているかどうかの見分け方は?
- 賞味期限が過ぎたキムチは食べられない
そこで上記のような疑問をお持ちの方に、キムチが酸っぱいのは腐っているのか、さらにはキムチの賞味期限や腐っているかどうか見分ける方法についてもご紹介します!
キムチが酸っぱいのは腐ってる?

ご存じの方も多いと思いますが、キムチは発酵食品です。
キムチには乳酸菌という腸の中のバランスを整えてくれる菌が含まれており、野菜から出る糖分などにより乳酸発酵が進み酸っぱくなっていきます。
できたばかりのキムチよりも日数が経ったキムチの方が酸っぱいのは、乳酸発酵が進んでいる証拠であり、実は自然なことなのです。
そのため『酸っぱいにおいがする=腐っている』ということではありません。
キムチを食べてみて酸っぱさを感じても、それは腐っているのではなく発酵によるものなので安心してくださいね。
酸っぱさが気なるようなら、キムチ鍋や豚キムチ、キムチチャーハンなど、火を加えて調理をすることで酸味が軽減されておいしく食べることができますよ。
乳酸菌が多く含まれるキムチにはさまざまな健康効果や美容効果があるといわれているので、健康や美容を気にする人にとってキムチは積極的に摂りたい食材の1つですね。
賞味期限切れのキムチは食べられる?

キムチの賞味期限は、未開封の白菜キムチは1ヶ月ほど、封が開いているものは2週間ほどです。
この「封が開いているものは2週間」ということをご存じでしたか?
賞味期限の表記ギリギリまで冷蔵庫に入れっぱなしという人は多いと思いますが、開封済みのキムチの賞味期限が意外と短いことに驚きましたよね。
日本で売られている市販のキムチは、白菜の塩漬けに日本人の好みに合わせた調味料で味付けをしているので、発酵食品というよりは浅漬けのような作り方です。

そのため、日本のキムチの保存に適している温度は5℃~10℃となっており、本場韓国のキムチのように常温での保存は適していないため必ず冷蔵庫に入れて保存しましょう。
おすすめとしては冷蔵庫のチルド室で保存したり、賞味期限内に食べ切れなさそうな場合は冷凍保存する方法です。
キムチを低温で保存することで発酵が抑えられるので、おいしさが長続きします。
ただし、冷凍保存をするとキムチの食感が変わってしまうので、お鍋やスープ、炒め物などに使うのがおすすめです。
一方で手作りのキムチは、本場韓国と同じ製法のもので約1年といわれています。
塩漬けにした白菜に薬味や調味料を混ぜて壺に入れ、5日間発酵させて完成です。
発酵するまでに長い時間を要しますが、韓国では長く食べられる保存食として重宝されています。

一般的なキムチの賞味期限は分かりましたが、期限が過ぎたものを食べる場合、まずは臭いや見た目を確認し、大丈夫そうであれば一口味見をしてから食べるようにしましょう。
いろいろなレシピを参考に、できるだけ賞味期限内においしく食べ切ることがおすすめです。
腐ったキムチを食べてしまい体調不良を起こさないように、次でご紹介する腐っているキムチの特徴をしっかり押さえておきましょう!
キムチが腐っているか見分ける方法は?

キムチは「発酵食品だから腐らないのでは?」と思っている人もいるかもしれませんが、本場韓国のキムチと違い日本のキムチは腐りやすいので注意が必要です。
腐ってしまったキムチの特徴となる見た目やにおいなどの3つの点を紹介しますね。
緑や青、黒色のカビが生える
キムチに緑や青、黒色のカビが生えている場合、雑菌が繁殖して腐っている状態です。
そのようなキムチは食べることができないので、必ず全て捨てるようにしてください。
ただし白いカビを見つけた場合は、その部分だけ取り除けば加熱して食べることができます。
キムチ鍋や豚キムチなど、加熱する料理に使ってみてくださいね!
キムチから異臭がする
キムチは腐るとアルコールのようなにおいや腐敗臭を発することがあります。
鼻につくような異臭がした場合は腐っている可能性が高いので破棄するようにしましょう。
アルコール臭は発酵が進んだときにも感じられるので必ずしも腐ってとは言い切れませんが、発酵が進みすぎると苦味がでてくるのでおいしく食べることができません。
安全に食べるためにも、破棄するのをおすすめします。
口がしびれるような感覚や強い酸っぱさ・苦みを感じる
キムチを食べたときに口の中がしびれるような違和感や、異常な酸味を感じた場合も残念ですが食べられないので破棄しましょう。
発酵が進んでいる場合にも酸味を感じますが、異常な酸っぱさや苦みは腐っている可能性が高いです。
一口食べて口の中がピリピリしびれたり、苦味や強い酸味を感じた場合は残念ですが破棄するようにしてくださいね。
キムチには乳酸菌が含まれているとお伝えしましたが、それ以外の雑菌が繁殖してしまうと腐る原因になります。
唾液には雑菌が含まれているので、一度口をつけた箸で容器の中のキムチを触ることはやめておきましょう。
一口つまみ食いのつもりが「もう一口…」となる気持ちを抑えるか、新たな箸を使用するのをおすすめします。
何度もお伝えしていますが、キムチの賞味期限が切れてしまった場合、状態をしっかり確認して、上記の点が見られる場合は絶対に食べずに破棄するようにしてくださいね。
キムチが酸っぱいのは腐ってる?賞味期限や腐っているか見分ける方法 まとめ
キムチが酸っぱいのは腐っているのか、さらにはキムチの賞味期限や腐っているかどうか見分ける方法についてもご紹介しました。
ご紹介した内容をまとめると以下のようになります。
- キムチは酸っぱくなっていても食べることができる。
- 酸っぱさが気になる時は加熱料理に利用して食べることがおすすめ。
- 市販のキムチの賞味期限は未開封で1ヶ月ほど。
- 開封後は2週間以内に食べきるのがおすすめ。
- 手作りキムチの賞味期限は1年ほどだが保存温度が重要。
- カビや変なにおい、強い酸味や苦みがある場合は絶対に口にしない。
キムチの賞味期限が過ぎてしまった場合、冷蔵庫にあるキムチの表面やにおいをよく確認してみてくださいね。
大丈夫そうでしたら早めに調理したりして食べ切ってしまいましょう!
今回の記事を参考に、次回からは食べきりサイズのキムチを購入する、開封後はより賞味期限に気を付けるなどして、安全においしくキムチを楽しんでみてくださいね♪