豆板醤はたまにしか使用しない調味料なので、麻婆豆腐を作ろうと決めたのに、戸棚を開けてみると、ない!
そんな経験、ありますよね。
でも、途中でやめる訳にもいかないし、時間もないし、他のメニューは思いつかない!
こんな時、どうしたらいいのか悩んでしまいますよね。
そこでこの記事では、豆板醤の代用はラー油でできるのか、他に代用できる調味料には何があるのかお伝えしていきます。
豆板醤はないけどラー油はある!今すぐ豆板醤の代用調味料が知りたい!という場合は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
豆板醤の代用はラー油でできる

結論からお伝えすると、豆板醤が手元になくてもラー油で代用することはできます。
ラー油は唐辛子とにんにくを油で炒めたもので、豆板醤と同様に辛みと香りが特徴です。
ただし、ラー油には豆板醤のように塩気やうま味がないため、味付けを整えるためには味噌や醤油などを加える必要があります。
また、多くいれすぎると油っぽさが増してしまうので、使用する量には注意が必要です。
このように、豆板醤とラー油は似ている部分があるので代用可能ではありますが、味わいや特性など異なる部分もあるため、代用する場合は少し手を加えなければならないこともあります。
そこで次に豆板醤とラー油は何が違うのか、特徴も含めて詳しくご紹介します。
豆板醤とラー油の違いや特徴とは

豆板醤とラー油の大きな違いは、豆板醤が発酵させたそら豆をベースにしているのに対し、ラー油は植物油をベースにしていることです。
また、豆板醤は塩気やうま味がありますが、ラー油は辛味と香りが主で塩気やうま味はありません。
豆板醤はそら豆と唐辛子を主な原料に使用し、発酵させてできる調味料です。
そら豆を麹で発酵させ、味噌に似たものを作り、それに唐辛子で辛みを加えることで豆板醤ができます。
また、ごま油や砂糖などを加えて熟成させることもあります。
一方、ラー油はごま油や菜種油などの植物油に唐辛子やにんにくなどの香辛料を加え、加熱して油に辛味と香りをつけたものです。
唐辛子の粉や花椒を含むバリエーションもありますよ。
豆板醤とラー油はそもそもベースの段階から異なっていることが分かりましたね!
では、ラー油のほかに豆板醤と似ていて、代用できる調味料はないのか気になりますよね。
そこで次に、ラー油以外でつかえる豆板醤の代用調味料についてご紹介します♪
豆板醤の代用調味料はまだある!

ラー油以外にも豆板醤の代用となる調味料はまだありますので、ご安心ください。
以下で1つ1つご紹介しますね!
コチュジャン
チーズタッカルビを作った経験のある方にはおなじみのコチュジャンは、唐辛子ベースの味噌です。
もち米と唐辛子を原料としたもので、豆板醤よりも辛さがマイルドなので、辛いものが得意でない方でも食べやすいのがうれしいポイントです♪
ラー油を加えれば辛さも調節できるので、家族に辛いものが苦手な方がいる場合は豆板醤の代用でコチュジャンを使って、ラー油で個々に辛さ調節するのもいいですね。
豆板醤は炒めることで香ばしさが生まれますが、コチュジャンには糖質が含まれているため、炒めすぎると焦げやすい点に注意しましょう。
キムチの素+味噌
豆板醤がないときは、キムチの素と味噌を使用することで代用することができます。
キムチの素+味噌で麻婆豆腐をつくってみたところ、キムチの酸味が良いアクセントとなり、なかなか美味しくできあがりましたよ!
キムチの素にはニンニクが入っているので、ニンニクを買ったり炒める手間もないのがうれしいポイントです♪
味噌+醤油+唐辛子+ごま油
味噌は豆板醤のベースになる発酵食品であり、醤油と唐辛子で塩味と辛味を加えます。
ごま油を使用することで香りが良くなる効果があります。
豆板醤大さじ1分を作る場合は、味噌大さじ1と醤油小さじ1/2、一味唐辛子小さじ1/2〜1、ごま油小さじ1/2を混ぜることで完成しますよ。
辣醤(らっこう)
辣醤(らっこう)は豆板醤と同様、唐辛子をベースとした調味料で辛さを加えるのに用いられます。
どちらも豆を使用して作られており、料理に風味や深みを与えてくれます。
辣醤は豆板醤に比べてより辛く、唐辛子の風味がより強く出ています。
そのため豆板醤の代用に辣醤を使用する場合、思っていた以上に辛くなってしまうことがあるので、量に注意しながら使用してみてくださいね。
豆板醤の代用で辛くない調味料とは

豆板醤がないときに代用できる辛くない調味料に甜麺醤があります。
甜麺醤は豆板醤と同じく中華料理につかわれる調味料の1つで、小麦粉と塩を混ぜて麹で発酵させた甘辛い味噌のことです。
甜麺醤とは甘い(甜)小麦粉(麺)から作った味噌(醤)の意味で、料理にコクと旨みを加え、肉や野菜との相性が良く、炒め物や煮物の味付けによく使われます。
甜麺醤が使われる代表的な料理には、北京ダックや回鍋肉、麻婆豆腐、ジャージャー麺などがありますよ。
日本で作られている甜麺醤は、八丁味噌に砂糖やごま油を加えて作られることもあります。
甜麺醤は見た目が八丁味噌に似ていますが、八丁味噌は大豆を原料とする点が異なる部分ですね。
甜麺醤が手に入らない場合は、味噌と砂糖を混ぜ合わせて代用することもできますよ。
豆板醤の代用はラー油でできる?他の代用調味料にはなにがある? まとめ
ラー油で豆板醤の代用はできるのか、またラー油以外の豆板醤を代用できる調味料にはなにがあるのかお伝えしました。
豆板醤は普段あまり使わない調味料なので、料理で使おうと思ったときにない!ということもありますよね。
しかし、豆板醤を代用できる調味料にはラー油やコチュジャン、キムチの素など沢山あることがわかりました!
そのため、豆板醤がない!というときはご紹介した調味料をつかってうまく代用してみてくださいね!