じゃがいもはシチューやコロッケなどいろいろなメニューに使えて、長く保存もできるので便利な食材ですよね。
ただ、ついつい長く保存できるからといって
「このじゃがいもいつ買ったっけ…?」「芽がでてないから食べれるかな…」と調理したあとに、「苦い~~」「あれ?喉がしびれてる?」となってしまったことはありませんか?
この記事ではじゃがいもの苦味の原因と対処法をお伝えします☆季節に関係なく、おいしい品種もおおくあるじゃがいもは、離乳食でも大活躍するし、大人も子どもも人気の食材です。おいしく安全に食べれたらいいですよね。
苦いじゃがいもを食べてしまったけど大丈夫?
少しであれば大丈夫だと思います。でも、じゃがいもが「苦い!」と感じたらもう食べるのをやめましょう。すぐに吐き出してくださいね。
苦味の原因はポテトグリコアルカロイドという毒素が原因です。食べ過ぎると食中毒になる可能性がありますので気を付けましょう。
食中毒になってしまう基準は、体重50㎏の成人が苦いじゃがいも50㎎を食べると発症する可能性があります(およそじゃがいも1つくらい食べたら発症するようなイメージ)
小さいお子さんや妊婦さんなどは抵抗力が低く食中毒になる可能性があるので「苦い」「喉が変?」など違和感があればすぐに医療機関を受診しましょうね。
「せっかく作ったからもったいない…」と食べ進めずに、苦味を感じたらすぐ食べるのをやめましょう。
もし食べてしまった場合ですが、口の中の苦味を和らげるために水や牛乳を飲んだり、うがいをしましょう。
下痢、嘔吐、寒気、腹痛、汗が止まらないなど、いつもと違う…と感じた場合は病院に向かいましょう。
苦いじゃがいもを食べて喉がしびれる原因は?
ポテトグリコアルカロイドという毒素がしびれの原因です。このポテトグリコアルカロイドは天然の毒素でじゃがいもが自分自身を鳥や虫から食べられないよう、自分を守るために作られている毒素です。ポテトグリコアルカロイドはじゃがいもの芽や、緑色になっている部分、皮に多く含まれています。じゃがいもを調理する時や保存の仕方でもポテトグリコアルカロイドが発生することを防げることもできますよ♪
~調理のときは…~
・しっかりと芽をとる
・緑色のところはポテトグリコアルカロイドが多く含まれているので使わない(全体が緑色のじゃがいもは避けたほうがいいでしょう)
・皮を剥く
※じゃがバターやフライドポテトなどで皮付きのまま食べたい時は皮の薄い新じゃがを使いましょう。
~保存のしかた~
「新聞紙にくるんで保存」
新聞紙で包むことで乾燥と光から守り、毒素が増えることを防ぎます。冷蔵庫の野菜室や室内保存の場合なら光が当たらず暗くて風通しのよい場所に置いておくとよりよいでしょう
「りんごと一緒に保存」
りんごとじゃがいもを新聞紙に包んだり、ビニール袋にいれて保存する…昔からある保存の仕方ですが、しっかりとした根拠がありますよ。りんごから発生される「エチレンガス」はじゃがいもの発芽を抑制する効果があるので一緒に保存するのがおススメです。保存場所は冷蔵庫の野菜室や室内でも暗くて風通しの良い所がいいでしょう。りんごはじゃがいもより傷みやすいので気をつけてくださいね。
苦いじゃがいもを食べて喉がしびれるときの対処法は?
対処法としては…
☆とにかく食べない!
☆水を飲む、うがいをするなどして口の中のえぐみや苦味を出す。
☆様子を見て変だと感じたら食中毒なので病院に行く。
この2点に限ります。食べてみて苦味やえぐみを感じたらすぐに吐き出し、もう食べないでください。ポテトグリコアルカロイドは少量の摂取であれば食中毒になる確率は低いです。しかし子どもが食べてしまったり、大人でもある程度食べてしまって「やっぱり苦い」と気づいたりした場合は食中毒が発症する可能性が高いです。かかりつけの病院などを探しましょう。
以下に対処法をまとめてみたので参考にしてくださいね
①苦味を感じた時点で食べるのやめる
②水や牛乳を飲んだり、うがいをして口の中の苦味やえぐみを流す
③医療機関の受診の準備をしつつ体の様子をみる。
※このとき「じゃがいもをどのくらい食べたか。皮はついたままだったのか」などメモしておくと受診の際、自分がしゃべれなくてもお医者さんに見せることができてスムーズです
④下痢、腹痛、嘔吐、汗が止まらない…など「いつもとちがう」と感じたら病院へ!!!
以上のことを念頭に置き、おちついて行動してくださいね☆
じゃがいもが苦いのに食べてしまった!喉がしびれる原因や対処法は? まとめ
じゃがいもの苦味やしびれの原因はポテトグリコアルカロイドという毒素が原因です。
今回は「苦いじゃがいもを食べてしまった時の対処法」をお伝えしました。
少量であれば食中毒になる可能性は低いので、まずは焦らず、自分や家族の様子を見ながら医療機関を受診してくださいね。