料理やスイーツ作りにかかせない材料の1つに、生クリームがありますよね。
ただ、生クリームは価格がお高めなのが気になるところ…
似たようなものに、手ごろな価格のホイップクリームがありますが、生クリームの代用として使うことはできるのでしょうか。
他にも生クリームの代用として使うことができるものがあれば気になるところですよね。
そこでこの記事では生クリームの代用にホイップは使えるのか、牛乳や豆乳はどうなのか、といったことについてお伝えしていきます!
生クリームの代用にホイップや牛乳、豆乳は使えるのか気になっている場合はぜひ最後まで読んでみてくださいね!
生クリームの代用にホイップをつかうことはできる?

お菓子作りや料理をしようと思ったら、生クリームがなかったり、誤ってホイップを買ってしまった!なんてことありますよね。

生クリームとホイップは並べて売られているから間違えがち…!
そんなときに気になるのが、生クリームの代わりにホイップを使うことができるのかということ。
結論からお伝えすると、生クリームの代用にホイップをつかうことはできます!
ただ、生クリームを使った場合のコク深い濃厚な味わいのケーキに比べると、ホイップを使ったケーキは軽い味わいに感じる可能性があります。
そのため、生クリーム独特の深い風味を求める場合は、ホイップだと物足りなさを感じてしまうかもしれません。
一方で濃厚なケーキよりも軽い味わいの方が好きな場合は、ホイップの方がおいしく食べることができますよ。
手頃な価格のホイップクリームの方が家計にもやさしいので、生クリームの代用としてお料理につかえるのはうれしいですよね!

ホイップはお財布にやさしく、普段つかうのにピッタリだね!
ホイップは生クリームを使うお菓子やお料理であればケーキに限らず使用することができますよ。
また、ホイップクリームでも生クリームをつかったかのような、おいしいお料理を作ることは十分可能です。
そのため、レシピによって生クリームとホイップを使い分けてみるのもおすすめですよ♪
生クリームの代用にホイップをつかうときの注意点は?

生クリームの代用でホイップクリームとつかうとき、どのようなことに注意すればいいのか事前に知っておくと安心ですね。
生クリームの代用にホイップクリームとつかうときの注意すべきポイントとして、ホイップクリームは熱に弱く、加熱すると分離しやすいという点があります。
そのためクリームパスタやクリーム煮などを作る場合に、生クリームをホイップクリームに変えて調理すると失敗する可能性があります。
ホイップクリームに熱を加えると乳と植物油が分離してしまうため、生クリーム代わりにホイップクリームを加熱料理でつかう場合は注意が必要なんですね。

加熱料理にはできるだけ生クリームを使うようにするのがオススメ!
ホイップクリームを料理に使用する場合は、加熱時間を長くしすぎないこと、また、完成寸前に火を止めて入れるなどの工夫をしてみてくださいね!
それ以外にも生クリームとホイップクリームでは、泡立て方などにもちょっとした違いがあります。
以下にホイップクリームの泡立て方についてわかりやすくまとめましたので、参考にしてみてくださいね!
- ホイップクリームを冷蔵庫でしっかり冷やしておく
十分に冷えていないとクリームが分離する可能性があるため注意してくださいね。 - ボウルに水分や汚れがないか事前に確認する
水分が混じった状態で泡立てると失敗する可能性があります。
泡立てるために使用するボウルや道具は清潔なものをつかいましょう! - ボウルを氷水で冷やしながら泡立てる
ホイップクリームが冷えていないと泡立てるのに時間がかかるため、冷やしながら泡立てます。 - ホイップクリームに空気をふくませるように泡立てる
ホイップクリームを混ぜるときは空気を含ませるようにして素早く泡立てます。 - 泡立てはじめたら途中で手を止めない
途中で手を止めると空気が抜けて失敗する可能性があるので、角がしっかり立つようになるまで泡立てつづけましょう。過度に泡立てると風味が悪くなるので気をつけてくださいね。
基本的に乳脂肪分が高いほど泡立てやすくなるので、生クリームの方がホイップクリームよりも比較的短い時間で泡立てることができますよ。
そのためホイップを泡立てる場合のポイントは冷蔵庫でしっかりと冷やし、冷えた状態のまますぐに泡立てるようにするのがおすすめですよ!
生クリームとホイップクリームの違いはなに?

見た目も風味も似ている生クリームとホイップクリームですが、いったい何が違うのか気になりますよね。
そこで、生クリームとホイップクリームの違いについて詳しくご紹介しますね。
生クリーム
生クリームは、牛乳から乳脂肪分を分離して濃縮したもので、添加物は一切入っていません。
一般的にクリームと称されるものは、”乳脂肪分が18%以上で、添加物一切不使用のもの”と定義されます。
上記の定義に当てはまらない製品は、ホイップやフレッシュクリームといった名称で販売されていますよ。
生クリームは添加物がつかわれていないため、賞味期限は未開封でもおよそ10日、開封後は1~2日程度と短めになっています。

開封したら早めにつかいきってね!
乳脂肪分が高いほど濃厚でコクがあり、泡立てた時にフワフワの口当たりになります。
色はクリーム色という言葉があるように、すこし黄色がかった白色をしており、価格はホイップクリームと比較すると高めの値段設定となっていますよ。
ホイップクリーム
ホイップクリームは、乳脂肪を含まずに植物性脂肪のみを使ったもの、あるいは乳脂肪の一部を植物性脂肪に置き換えたものをいいます。
ホイップクリームの主要成分は菜種油や大豆油などの植物油脂で、乳化剤や安定剤などの添加物が加えられて製造されます。
賞味期限は生クリームよりも長く、未開封で約1ヶ月半、開封後は約3~4日となります。
軽い味わいでクセがなく、泡立てると真っ白な柔らかいクリームになります。
添加物の安定剤により分離しにくく、整形しやすいホイップクリームはケーキのトッピングに最適です!
生クリームよりも手頃な価格で購入できるのもうれしいポイントですね♪
生クリームとホイップクリームの違いには、
- 原材料の違い
- 添加物の有無
- 賞味期限の長さ
といったものがあります。
濃厚で深いコクが感じられる生クリームと、クセのない軽い口当たりのホイップクリーム、それぞれの特徴を理解して使い分けることで、いつものお料理がより一層おいしくなりますよ♪
生クリームの代用に牛乳をつかうことはできる?

結論からお伝えすると、生クリームの代用として牛乳をつかうことはできますが、料理によっては代用するのがむずかしい場合もあります。
生クリームは牛乳の脂肪分を利用して作られるため同じ乳製品にはなりますが、含まれる脂肪分が異なるため、まったく同じように扱うことはできないんですね。
上記でもお伝えした通り生クリームの脂肪分は18%以上ありますが、牛乳の脂肪分は一般的に約3.8%と生クリームに比べてはるかに少なくなっています。
そのため、どれだけ牛乳を泡立ててもふんわりとしたクリームにはなりません。
ただし、料理や飲み物などで液状の生クリームを使う場合に牛乳で代用することはできますよ!
生クリームの代わりに牛乳を使う方法として、牛乳とバターを混ぜるというものがあります。
具体的には、牛乳を3/4カップ(157.5ml)用意し、バターを1/3カップ(60g)溶かしておきます。
その後、ボウルに牛乳と溶かしたバターを入れて、よく混ぜれば完成です!
牛乳で生クリームの代用をすると、経済的でカロリーも低くすむメリットはありますが、味や食感は生クリームとは異なるので注意してくださいね!
生クリームの代用に豆乳をつかうことはできる?

生クリームはないけど豆乳ならあるというとき、生クリームの代用として使用することができるか気になりますよね。
豆乳は生クリームの代用として使うことができ、泡立てることでやわらかいクリームをつくることもできるんですよ!
豆乳は生クリームよりもカロリーや脂質、糖質が少なく、タンパク質も含まれているため、ダイエット中にクリームが食べたくなったときにも便利ですね。
では、気になる豆乳クリームの作り方をご紹介しますね♪
<材料>
<作り方>
- ボウルに1から4を入れて、ハンドミキサーやブレンダーでよく混ぜます。
- レモン汁を加えてさらに混ぜ、トロリとしたら豆乳クリームの完成!
レモン汁を最後に加えることでとろみがつくので、加えるのを忘れないようにしてくださいね。
好みのにあわせて砂糖の量を調節したり、黒糖や甜菜糖などをつかうのもいいですね。
ケーキやカップケーキのデコレーションに欠かせないホイップクリームが、豆乳を使用して作ることができるなんてうれしいですよね♪
生クリームの代用にホイップはつかえる?牛乳や豆乳は? まとめ
生クリームの代用にホイップはつかえるのか、また、家庭に常備されていることが多い牛乳や豆乳でも代用できるのかお伝えしました。
生クリームの代用にホイップや牛乳、豆乳を使うことはできますが、それぞれに特徴があるため状況に応じて使い分ける必要があります。
また、原材料や脂肪分も異なるため、”生クリームとまったく同じように扱うことはできない”ということを頭に入れておく必要があります。
ただ、生クリームの代用にホイップや牛乳、豆乳が使えることがわかれば、いざ必要なときにない場合でも慌てずに済みます。
そのため生クリームがなくて困ったときは、上記の内容を参考にホイップや牛乳、豆乳を代用してみてくださいね!